Rover

アクセスカウンタ

zoom RSS 「【国際貢献】日本のあり方」について

<<   作成日時 : 2007/12/07 10:25   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 2 / コメント 11

【国際貢献】日本のあり方」について

まずは12月5日付の京都新聞の記事より。
国際テロ組織アルカイダの指導者ウサマ・ビンラディン容疑者が、米軍の掃討作戦を逃れてアフガニスタン東部トラボラの山中に潜んでいた2001年11月ごろ、対米追従に傾斜していた日本について「原油タンカーを攻撃し、日本経済を破壊してやろうか」などと述べていたことが四日、分かった。
当時、ビンラディン容疑者と行動をともにしていたサウジアラビア人のアルカイダ元兵士(32)が、複数の側近から聞いた話として明らかにした。海上自衛隊によるインド洋での給油活動など、テロとの戦いに協力姿勢を示した日本を、同容疑者が「敵」と位置づけていたことが鮮明になった。【カイロ4日共同】


ほら見たことか。対米追従するから、日本まで標的にされかねないじゃないか。」なんて声が聞こえてきそうです。海自の海上給油に反対の方々には、絶好の口実になりそうな記事です。

ところで万一、インド洋や中東の海域で、日本向け原油タンカーが攻撃を受ける事態が頻発すればどうなるでしょう?

単に供給不足による原油の値上がりにとどまりません。
例えば日本向けタンカーの船舶保険の保険料も跳ね上がりますし、乗組員も危険手当を弾まないと来てくれない等々。これらは全てコストアップとして、原油価格の上昇要因になります。


日本という国は、「石油が無ければ回っていかない」国のひとつであります。極論すれば、石油が無ければ食料だけ自給率100%にしてもどうにもならない、とすら言えるほどの国なのです。
従って、中東地域も含めインド洋、東シナ海など原油運搬ルートに当たる全ての地域の安定は、文字通り日本の生命線となります。つまり給油活動で、結果的に米艦船が一番恩恵を受けているかどうかなどということ以上に、インド洋での対テロ活動は日本にとっては絶対不可欠の行為であるようです。

上記のように、この地域でテロリストの跋扈を許せば、間違いなく日本経済は苦境に陥ります。
現在、原油の値上がりで、様々な業界で値上げラッシュとなりつつあり、TVニュース等でも、「ガソリン値上げは痛い。」「値上がりばかりで、年金生活者は苦しい(怒)。」などというインタビュー映像などが流れますが、こんなものでは済まなくなります。


仮に、「海上給油は対米追従だから」とやめてしまったらどうでしょう?
テロリストの暗躍により、中東からの原油運搬コストが跳ね上がったから、他の国々(アメリカ、イギリス何処でも構いませんが)に、「原油を分けてください」とお願いして売ってもらうのでしょうか?
「テロとの共闘にも参加しないような国に原油は売らない」と言われたら?
現在、海上給油に反対しておられる方々は、この問題に対する対案はお持ちなのでしょうか?


「テロの標的になるから海上給油はやめよう」などというのでは、日本は国際社会から相手にされなくなります。

国際社会、特に欧米社会は自ら戦わない者には非常に冷淡です。
私個人的にはこれは、キリスト教をバックボーンに持つ国の特徴かも知れないと考えております。「神は自ら助くものを助く」。

アフガニスタンの民生部門での協力や、経済復興のための支援は大いにやるべきでしょう。
武力によって紛争を押さえ込んでも、貧困や差別等の問題がテロの温床になる、という指摘は正しいと思います。
しかしながら、貧困等の問題が解決されるまで(数年〜数十年のスパンになるでしょう)、直接テロ行為を繰り返す連中を放って置いて良い、ということにはなりません。

いずれにしても、「テロリストに狙われないよう、首をすくめて隠れている」ような国は、誰も助けてはくれないことだけは確かだと思います。





テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(2件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
福田首相がいかに媚中派であるかを認識した!!!
中国の仕組み 筆者の記事 『福田首相は台湾の住民投票に反対すべきではない! 』で今回の訪中で、福田首相が、中国から要求されることを予測し、台湾問題については、中国の主張に屈するべきではないことを主張しました。ところが、結果は筆者の期待した内容とは全く正反対の結果となりました。 ...続きを見る
東郷 幹夫の思いつくまま日記
2007/12/29 06:19
福田首相は台湾の住民投票に反対すべきではない!
沖縄トラフ 昨日(12月26日)の産経の報道によると、中国有力紙である光明日報と江蘇省無錫市の共産党委員会の共催による国際ニュースフォーラムで40社余の中国メディアが『今年の10大”国際ニュースの人物”』に、福田首相をトップで選んだそうである。ほかには、ロシアのプーチン大統領、ムシャラフ・パキスタン大統領、李明博氏(次期韓国大統領)も含まれているそうである。しかし福田首相は新たに首相に就任したばかりであり、このようなフォーラムで国際ニュースの人物として選ばれる理由は全く見あたらない。... ...続きを見る
東郷 幹夫の思いつくまま日記
2007/12/29 06:20

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(11件)

内 容 ニックネーム/日時
 原油の確保は、日本の国益にかなっており大切だと思っています。 しかし目的と手段が間違っている場合には、考える必要があります。
 今、海上阻止活動で行われていること(手段)の目的は武器と麻薬の移動を阻止する活動(目的)です。今度、給油法案に絡めてブログに書きますが、外務省の活動成果を見ていただけると。
一般人
2007/12/07 10:50
一般人様。コメント有難うございます。
>目的と手段が間違っている場合には〜
武器や麻薬の移動阻止も、結局は中東地域を含めた原油運搬ルートの安全保持につながるのでは?と思います。
目的と手段というより、「成果」がいかほどのものであったか?の検証が必要でしょうね。以前、TV番組か何かで「インド洋でテロ活動がほとんど行われていないこと」や「検挙件数が低いこと」自体が、「テロリストの活動を封じ込めている故の成果だ」と言っている人がいましたが、どうなんでしょうね。ただ、日本の給油活動がアメリカだけでなく、アフガン他からも評価されていることは確かなようですが。
Rover
2007/12/07 11:50
 Roverさんのコメントの「成果」の検証は重要ですね。同感です。
「目的」に見合った「成果」と「2次的な成果」、「負の成果(薬の副作用みたいな)」についての検証が必要かと。
一般人
2007/12/07 13:45
 日本で生まれて、曲がりなりにも、曲がりっ放しでも、此の国を愛して居ます。上手な事は云え無いけれども、誰よりも国を愛します! 批判も非難も、愛するが故でしょう! 
生涯、日本国民でしか有り得ないから、きつい事も書かせて戴きます!
 我が国、日本の明日の為に!
案山子
2007/12/07 17:41
案山子様。コメント有難うございます。
「愛しているから」「何とかしたい(なって欲しい)から」、イヤな部分からも眼を背けず、時にはきつい事も言う。
国でも人でも、相手を何とも思っていなければ「どうなろうと知ったこっちゃない」ですものね。
Rover
2007/12/07 18:48
 なぜアメリカはテロに狙われたか、9.11はなぜ起きたか、アメリカは力でねじ伏せる前に立ち止まって考えるべきです。
 アメリカがすべて正義という考えは通用しない、国際社会には他にも正義があるということを謙虚に認めるべきです。
 日本はイスラムとも良好な関係を保ってきた、その関係がいまアメリカに加担することで壊れようとしている。戦争ではこの問題は解決しない。
 パキスタンもイスラエルとは隣国同士、なにを好き好んで争うわけではない、アメリカの後押しでいやいや付き合っている。

 こんな戦争は100年経っても力では解決しない、ブッシュが替わって、新しい変化を待つしかない。
 
jisei
2007/12/09 16:32
 前のコメントで、アフガニスタンとイスラエルを混同してしまいました、訂正します。
 とにかくアメリカはあちこちに手を出しているのでなにがなんだか分からなくなります。
jisei
2007/12/09 16:37
jisei様。コメント有難うございます。
主義主張や宗教、経済問題等もあるでしょうが、中東や南米諸国など、アメリカの「我々が正義だ!」というその押し付けがましさに対する嫌悪感はあると思いますね。
「インド洋での〜」でも書きましたが、アメリカが日本の立場を汲まないのであれば、日本もアメリカとの付き合い方を考える時期に来ているのかもしれません。アメリカ親分の傘の下で、安穏に平和を享受してきた日本も、そろそろ「自前でやる」という覚悟が必要になってきているのかも知れない、と思います。それを直ちに自衛軍だの核武装論だのに結び付けるわけではありませんが、少なくとも議論としては大いに考慮すべきだと思います。
Rover
2007/12/10 09:30
 こんにちわ! 御訪問とコメント有難う御座居ます。
 アメリカ(ブッシュ大統領)の本当の目的は、中東を支配下に置き、油田を我が物にする事に有るのではないのでしょうか? 与党支持者は殆どが 石油王 石油会社のオーナーと聴いて居りますが? 詳しい事は存じませぬが……! アメリカが原油国となる迄、戦争は終結する事は無いのかも知れませぬ。
 勉強の為に又、寄らせて戴きます。
案山子
2007/12/11 14:27
目立たぬやうに(笑)今頃書き込ませていただきます。

原油確保の問題は、大東亜戦争からの古くて新しい問題ですよね。今たかがガソリンの値上がり程度(一寸言ひすぎでせうか)で文句を言ってゐる人たちは、原油輸入を全て止められた時のことをどう思ふのでせうか。
しかも帝国主義まっただ中、ABCD包囲網が日本を叩きのめさうとしてゐる時、こちらはクルマどころか戦車も軍艦も飛行機も備蓄燃料が尽きるのが時間の問題・・・。

何故我が国が負けるとわかってゐる自衛自存の戦争をせねばならなかったのか、かういふ時こそよく考へる好機だと思ひます。
大吉
2008/03/06 23:27
大吉様。コメント有難うございます。
ご意見に賛成です。
先の大戦も結局は、石油をはじめとした資源獲得競争の延長線上ですものね。日本は、東北を中心とした農村問題も加わって、満州に進出してアメリカの国益とぶつかり、南転して東南アジアの資源獲得競争で英・豪の国益と衝突…。歴史を勉強するというのは、こういう経緯を理解する事であって、「御免なさい」のための材料を探すためではないはずですよね。
石油がストップすれば、農産物の自給率だけが100%あっても意味がありません。その意味では、原油に関して言えば大戦前と何も変わっていませんね。
中国はナリフリ構わず世界中の資源調達に動いています。このままでは、世界中の資源・食料は全て中国人によって喰いつくされそうな気がします。残してくれるのは、環境汚染だけかと。
Rover
2008/03/07 09:57

コメントする help

ニックネーム
本 文
「【国際貢献】日本のあり方」について Rover/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる